テレビで初めて映し出された文字「イ」

日本のテレビの研究は、浜松高専(現静岡大学)の高柳健次郎博士がその研究を開始し現在に至るわけですが、1926年に世界で初めてブラウン管に「イ」の文字を表示させました。このときの走査線は40本でした。小生は高校生の時に、なにかの記事でこれを知りその原理を書いたオーム社のテレビ読本を一気に読み終えたことを思い出します。本棚の片隅に今でもその本がありました。いつごろでしたか、静岡大学工学部の佐鳴会館で博士の講演を聴講したことを今でも覚えております。博士は、病床の母親が「浅草の演芸をもう一度観たい」というのを自宅で実現させたいという思いがその研究開始の背景にあるとおっしゃいました。それより40年以上経ったいま、なにか感慨深いものがあり会社のエントランスにこの写真を貼りました。
He began research and development of the TV in 1925. Because, he wanted to make it possible that his sick mother watches entertainments of Asakusa.
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